歴史とロマンと渦潮の島
淡路島は、古く万葉の昔、天皇が召し上がる新鮮な産物を宮廷に献上した「御食つ国」(みけつくに)と呼ばれる海の幸、山の幸いっぱいの味覚の島です。
数ある美味のうち、1200年あまりの歳月が創りあげたのが世界に名高い肉牛の芸術品≪たじま牛≫です。
その生産の七割以上を占める淡路島は、たじま牛の故里ともいえる一大産地。つまり≪たじま牛≫は、じつは≪あわじ牛≫なのです。
日本を代表するといわれる松阪牛や、神戸牛もそのルーツは≪あわじ牛≫にあります。今日もなお、この島では優れた母牛ばかりを選定し、計画的な交配を行い、生まれた優秀な資質を保存継承することで、たじま牛の特色である超一級の肉質の向上に努めています。